ピンボケ 写真館 トップ | 私の暗室は 六畳程の狭くて汚い暗室ですが 建物以外殆んど廃品を使った手作りの庵室は 改修に々を重ねて来ました。 フイルム現像 ・ プリント ・ パネル制作等の モノクロ作品制作の全ての作業を行う 私の暗室は私に取っては掛け替えの無い 夢空間でもあります。 暗室作業で最も緊張するのが フイルム現像で ・ 最も楽しい作業がプリント作業です。 プリントを楽しむ為に 撮影・フイルム現像を行っている様なものです。 笑い ・・・・・ 特に全倍サイズの プリントの際は 必要最小限の機材を残し 全て暗室外に移動して 足の踏み場も無い惨状での 作業になりますが、 暗室の セーフライトのなか、 バットの現像液に浮かぶモノクロ写真は 私の価値観を 大きく揺さぶるような感動があります。 最近では写真の世界もデジタル化の 大波に飲み込まれそうな現状ですが 機材の調達可能な間は モノクロの銀塩写真に拘った 作品作りを進めて参りたいと 願っています。 |
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我流フィルム現像データー |
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フイルム | D-76原液 | D-76ー1対1 | D-76ー1対3 | |||||
ネオパン - 100 | 7.30 | 9.30 | 16.30 | |||||
ネオパン - 400 | 7.30 | 9.30 | 16.30 | |||||
増感 − 800 | 8.45 | |||||||
増感 − 1600 | 13.30 | 16.30 | 23.30 | |||||
増感 − 3200 | ||||||||
コダック − 3200 | 14.30 | |||||||
増感 − 6400 | 17.00 | |||||||
上記のデーターは 全て液温20度での データーです。 | ||||||||
フイルム現像 | ||
「 薬液調合 」 初期には 水道水を沸騰させて軽き抜きをして使用していましたが、 現在では除湿機の排水を利用しています。 手間が不用な事に加え、 薬液の安定の面でも優れている様に思います。 お勧めです是非お試し下さい |
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「 現像タンク 」 フイルムを リールに巻き込みが行いやすいとの先輩の助言に従い ニューパターソンを愛用しています。 確かに初心者向きで 巻きやすい事に加え現像結果に付いても十分に満足出来るものです。 |
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「 前浴 」 フイルム面の気泡を取る為に必ず行っています。 (初期に気泡が出来大失敗をする) 現像液と 同温の水を注入して 30程静かに撹拌する。 この作業を始めて以来気泡での失敗はありません、 この作業は現像液の液温の安定にも有効な為是非行って下さい、 |
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「 現像 」 フィルムは 主に富士のネオパン400プレストと、 コダックP3200を使っています。 現在まで 種々の現像液を使って来ましたが、 現在ではコダックのD-76を 状況により原液から三倍の希釈まで使い分けています。 使用液は原液の場合反復使用も可能ですが、 現像結果に不安が残る為に 原液・希釈液に関わらず一回で破棄しています。 液温管理は 出来だけ室温を現像液温に近く保ち、 途中何度か液温チックを行い 現像時間の増減で対処しています。 タイム測定には タイマーを二個使用で 厳密な時間測定を行っています。 現像液注入後に 流しに現像タンクを軽く2〜3回叩き付け 泡取りを行った後静かに一分間撹拌します。 この際の撹拌が現像結果に大きな影響があります。 私の経験では出来るだけ優しく少なめの撹拌がよい様に思います。 この事は綺麗な現像結果を期待する場合に限ります。 求める表現によっては完全に 逆の操作を行う事もあります。 |
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「 停止 」 私は喘息の持病がある為に 酢酸の使用を控える必要がある為に、 水停止を行っていますが、停止が不完全な為に出来るだけ早く 定着に入るように心掛けています。 定着液の疲労も早く不経済にも思いますが 健康と引き換えにする事も出来ず水停止を行っていますが、 現在まで特に問題はないようです。 |
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「 定着 」 定着には 富士のスーパー富士フィックス使っています。 私の場合水停止の為に出来るだけ早く、 定着作業に入り 定着時間も少し延長するよう心掛けています。 |
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「 水洗 」 流水で約30秒間の 予備水洗の後富士の 水洗促進剤に約一分間浸した後 、五分間の本水洗を行っています。 冬季には水道水の温度が極端に下がる為に 少し時間の延長を行っています。 この辺はいい加減です。 |
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「 乾燥 」 フイルムの乾燥は 天井近くに張ったワイヤーに 洗濯鋏を通し天井から吊るして自然乾燥です。 |
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印画紙現像 | ||
暗室作業の中でも特に プリント作業は時間を忘れて夢中になれる、 私にはなくてはならない貴重な時間です。 私の場合休日の前夜に食事の後 9時頃から深夜の2時頃まで行いますが、 深夜になると思考力が落ち作業効率が悪くなる為に1時頃迄でには 切り上げる様に心掛けていますが、 つい々時間を忘れ 夜明け近くなる事も度々です。 |
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「 印画紙 」 各社のペーパーを使って来ましたが 最近では富士のRCバリグレード・WP.AM.他階調の四つ切を愛用しています。 多階調紙は経済的な上にプリントが楽なので愛用していますが、 プリントのクオリチーの面ではやはり単階調紙が有利な様です。 多階調フィルターにはイルホードのマルチグレードを使用しています。 全倍サイズの場合は オリエンタルのバラ板・多階調紙・半光沢のロール紙を使用していますが、 最近ではモノクロペーパーの需要が少なくなり 各社の製品も減少し 私のお気に入りのペーパーは オリエンタルのみとなり淋しい限りです。 |
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「 現像 」 現像液には 富士のスーパーコレくトールLを使用しています。 粉末の現像液に比べて、 原液が液状の為溶解が容易な為に使いやすいと言う単純な理由で愛用しています。 液温は20度を目安に撹拌しながら 約90秒を基準に行っていますが フイルムの様な厳密な温度管理は必要ないようです。 現像の結果を見ながら時間の増減をしていますが 余り効果は無く気休め程度のように思います。 |
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「 プリント停止 」 フイルム同様に水停止を行っています 、約10秒間撹拌しながらの停止ですが フイルム同様に早めの定着を心掛けています。 |
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「 定着 」 富士のスーパーフジフィックスで セーフタイトの下で撹拌しながら1分30秒定着の後 室内灯を点灯の後撹拌しながら1分30秒 定着を行っています。 薬液の疲労度により多少の時間延長をしていますが四つ切サイズの場合いい加減にやっていますが特に問題は無いようです。 全倍サイズのバラ板紙の場合には6〜7の定着を行い万全を期しています。 特にバラ板紙の場合には撹拌を十分に行うように心掛けています。 |
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「 水洗 」 初めに1分間の呼び水洗の後、本水洗はバットを二枚使ったカスケード水洗方式で5分ほど水洗します。 カスケード方式は水道水と 時間の節約にもなりスペース的に可能な方にはお勧めです。 バラ板紙の水洗には流水で10分ほど撹拌しながら水洗の後、本水洗を1時間ほど行います。 |
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「 画像安定剤 」 バラ板紙の 全倍サイズの作品に限り画像安定剤を使用します。 理・美容店経営の為 お店に飾る事も多く、 何度か画像が変質した為に、 富士フイルムに 問い合わせた所 お店で使うスプレーのガスで 化学変化を起こしていた事が判明以来画像安定剤を必ず使う事にしています。 |
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暗室機材 | |||
引伸ばし機は 富士のFD-690professionalを使用しています。 何より低価格な事と支柱が確りしていると言う理由でモノクロを始めた当初から愛用しています。この機種には フォーカスエクステンションのオプションが無い為に全倍等の 引伸ばしの際の ピント合わせは大変でしたが LPLのカタログで形状からして多少の改造をすれば使えそうなオプション部品を発見する。 思い切って発注する。 届いた部品はピッタリでした。 後日富士に問い合わせた所同じ会社で制作しているとの話しで納得でした。 |
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引伸ばし機のレンズはニコンの40mm〜105mmまで使っていますが四つ切サイズのプリントの際には63mmを主に使っています。全倍サイズのプリントの際には引伸ばし機のヘッドを逆に取り付け自作のイーゼルを床に設置して行います。105mmは購入以来10数年一度も使った事がありません、何の為に買ったのやら笑ってやってください ・・・・・・・ |
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セーフライトはキングの製品を使っていますが、 カブリガ気になり 引伸ばし機周辺は 天井に至るまで黒布を張りめぐらしてまるでブラックサチアン状態です。 タイマーはLPLのAE-100を使用しています。 |
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イーゼルは主にLPLを使っていますが、全倍サイズのみ手作りのイーゼルを使っています。手作りのイーゼルは自分で言うのも何ですが中々の優れものです。 全倍のイーゼルでお悩みの方はご一報下さい、 |
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フイルムは家族の記念写真以外は、 殆んど富士のネオパン400を使っています。ストロボは殆んど使用しない為に 時にはコダックのp-3200を 時には6400まで増感して対応しています。12500まで増感した事もありますが 私の経験では6400が限界のようです。 |
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NIKON | MINOLTA | ||||||
Body | Lens | Body | Lens | ||||
F5-三台 | AF-s NIKKOR 17〜35mm F2.8D | 707si | SIGMA - AF - 14mm F3.5 | ||||
D-200 | Tokina ATX PRO 28〜80mm F2.8 | Tokina - AF - 20〜35mm F3.54.5 | |||||
D-700 | AF NIKKOR 20mm F2.8D | Tokina - AF - 28〜70mm F2.8 | |||||
D-800 | AF NIKKOR 25mm F2.8D | フラッシュ | MINOLTA - 50 - MACRO F2 | ||||
D-5 | AF NIKKOR 85mm F1.4D | MINOLTA-PROGRAM-540-HS | SIGMA - APO - MACRO 180mm F2.8 | ||||
AF TAMRON 90mm F2.8 MACRO | SIGMA - APO - 500mm F4.5 | ||||||
フラッシュ | AF NIKKOR 135mm F2D | ||||||
nikon -SB-26 | AF NIKKOR 80〜200mm F2.8D | ||||||
nikon -SB-800 | AF NIKKOR 300mm F4ED | ||||||
AF NIKKOR Reflex 500mm F8 | |||||||
AF NIKKOR ED800mm F5.6 | |||||||
TAMRON XR-DI-2 AF - 17〜50 F-28 | |||||||
PENTAX | 三脚 | |||
Body | Lens | Velbon - PH-270D | ||
PENTAX - 67-U | SMC - PENTAX-67 - 45mm | GITZO - G-1228 | ||
SMC - PENTAX-67 - 55mm | GITZO - G-312 | |||
SMC - PENTAX-67 - 75 mm | Manfrotto - ANNIVERSAR - 10 | |||
SMC - PENTAX-67 - 200mm | ||||
SMC - PENTAX-67 - 300mm | ||||